今回紹介するのはGame Sirから出たPS配置のコントローラー、Tarantula 8K PCになります。こちら8,000Hz対応でTMRスティック、背面とバンパー・フェイスプレートにも追加ボタンがあります。またトリガーストップも搭載でバッテリーや振動機能を排除し競技シーンを意識したような調整がされたTarantula 8K PC、ソフトウェアももちろん出来が良く細かく設定が可能です。気になる方はぜひ最後まで、ご覧ください。
それでは行ってみよう!!
付属品

まずは付属品から。
| Tarantula 8K PC 付属品 | ・本体 ・USBケーブル ・スティックセット ・取扱説明書等 |
1万円超えのコントローラーとしては物足りなさを感じます。充電ドックとかは付いてて欲しかった…。ただ本体の出来は良さそうなので、実際に触って使ってどう感じるかですね。替えのスティックが充実しているのはありがたいところです。凸型の2種、凹型の低背、本体付属の凹型の中心が平らなタイプ(低背)があります。凸型以外はフリークがつくのでそちらで調整するのもありです。
| 直径 | 17mm |
| 厚さ | 4mm |
スティックトップはこんな感じ。一応PS用のフリークは付けることができました。お気に入りがあれば是非!
本体チェック

続いては本体を見ていきましょう。
| ポーリングレート | 最大8,000Hz |
| メインのボタン周り | ABXY:マイクロスイッチ D-Pad:タクタイル RB/LB:タクタイル トリガー:ホール効果&マイクロスイッチ |
| スティック | TMRスティック(Mag-Res Gen2) |
| 追加ボタン | 背面×2:マイクロスイッチ バンパー×2:マイクロスイッチ フェイス上部×5:マイクロスイッチ、タクタイル |
| トリガーストップ | 有り(ON/OFF) |
| ジャイロ機能 | 有り |
| 振動機能 | − |
| 連射機能 | 有り |
| 対応状況 | PC |
| 接続方式 | 有線 |
| バッテリー | − |
最近PS配置が続々出ていて、PS配置好きには非常に嬉しいです。持って違和感もないボタンとスティックの位置、あとなんと言っても軽い。スペック表記上は180gしかないみたいです。ここら辺は実際に計測した結果を載せますので、気になる方はこのまま見て行ってください!

シェルは全体が樹脂で、ゴム等は使われていません。手元には3.5mmのイヤホンジャックを搭載。とはいえこれを使う人は少ないと思います。
ABXYはマイクロスイッチでD-Padはタクタイルです。D-Padのタクタイルがマイクロスイッチ並みの操作感で最初はマイクロスイッチかと思いました。軽く押せていい感じ。ABXYのマイクロスイッチも軽い操作感で、非常にフィーリングが良いです。ストロークもほぼなくてGOOD!
スティックはもちろんガタとか、違和感とかは無し。ただちょっと材質が滑りやすい樹脂みたいな硬さで、個人的には微妙かな。Game Sirはこの材質のスティックなのでこだわりなのでしょうが、ちょっと不満ではあります。そこまで大きい問題ではないけど気になりました

追加ボタンは背面に2つ、バンパーに2つ、フェイスプレート側に5つの計9つになります。待ち望んだPS配置にこの追加ボタンの配置、そしてその数。拡張性はかなりのものになってます。背面とバンパーに関しては、自然に押せる位置にあるしフェイスプレートの追加ボタンもモンハン持ちならかなり重宝する位置にあるので実用性もありそう!

背面ボタンは一応ロック機構があるので、間違って押しちゃう人は背面ボタンを動作させないようにもできます。背面にはMボタンもあります。
トリガーはもちろんトリガーストップ採用。ONにすればマイクロスイッチのボタンとして動作します。形状は特殊なわけではないので違和感なく使える人がほとんどだと思います。スイッチは軽い操作感で遊びとかガタもありません。押したらすぐにスイッチが反応します。
PS配置の多ボタンコントローラーとして可能性を感じるTarantula 8K PC。実際に使うのが非常に楽しみです。
計測結果
次は使っていく前に、各種計測をしましたのでそちらの結果を見ていきましょう。
本体重量

このコントローラー、非常に軽量で素晴らしい180g。長時間プレイでの疲労をかなり軽減してくれそうです。振動とワイヤレスの機能を無しにして、快適性に振ってくれたのは非常にありがたい。
スティックテンション

箱出しでのスティックテンションは0.5N。まぁスタンダードな固さと言っていいでしょう。スティックの高さを出せばもう少し柔らかく調整できますね。
スティック押下圧

スティックの押し込み圧は6.8N。まぁ7N付近なので良いっちゃ良いんですが、できれば7.5Nくらいは欲しかったかなと感じます。ちょっと軽めなので誤爆しそうな予感はあります。
ポーリングレート
次はポーリングレートです。一覧でお見せします。
有線
| 8,000Hz選択時 | 中央値:7936.51 Hz 平均値:7344.52 Hz 最大遅延:0.56 ms ジッター:0.06 ms |
| 4,000Hz選択時 | 中央値:4016.06 Hz 平均値:3988.81 Hz 最大遅延:0.56 ms ジッター:0.05 ms |
| 1,000Hz選択時 | 中央値:990.00 Hz 平均値:1000.15 Hz 最大遅延:1.41 ms ジッター:0.07 ms |
ポーリングレートに関しては非常に優秀。選択したレート付近をしっかり出してくれています。それに最大遅延もPOLLING2上ではありますが、めちゃくちゃ少ない。最大遅延でこの結果なので十分でしょう。ジッターも0.05ms付近で優秀。他のハイスペックコントローラーに引けを取らない性能になっています。
スティックリニア確認

Lineというソフトウェアで確認する限りはリニアと言っていいと思います。リニアだと結構反応が良いので、ここら辺は実際に使ってみてどう感じるかですね。
リアルタイムポーリングレート
次はリアルタイムポーリングレート。Tarantula 8K PCはバッチリ選択したポーリングレートまで瞬時に立ち上がって、操作を終えるとすぐに0まで戻ります。G7 Proと違って操作時のポーリングレート付近を維持する挙動では無いので、もしかしたら人によってはレスポンス悪く感じる人はいるのかな??僕は感じ取れない側の人間だと思うので気にはならないと思います。
ソフトウェア

続いてソフトウェアに関して。Tarantula 8K PCはGame Sir Connectを使用します。Game Sirのコントローラーといえばこのソフトウェアでしょう。非常に分かりやすい項目配置と設定の豊富さ、特に問題なく安定して動作しますので不安は皆無ですね。
接続からゲームプレイ
それでは実際に使っていきます。まず使って感じたことは、バンパーの追加ボタンが押しづらいこと。これ独立したボタンじゃなくて、シーソーみたいに左右を一枚の部品が押すんですよ。これのせいで具合が悪いです。リロードと武器の切り替えをここに割り当てるのが僕のデフォなんだけど、操作を迷うような場合にここが半端に押されて操作しづらくなるタイミングが多々ありました。片方が押されるともう片方は固くなります。同時押しもできるにはできますが、結構な力をかけないといけません。ここは正直独立ボタンにして欲しかった。あとタクタイルの操作音が結構大きくて気になりました。

ただ正直気になるのはそれくらいですかね。フェイスプレートの追加ボタンが使いづらいかと思ったんですが、ここはモンハン持ちをする人ならめちゃくちゃ押しやすい位置にあります。なのでAPEXであれば回復やグレをここに割り当てて、持ち直したりすることなく操作できます。XとYよりも押しやすい位置なので、バンパーの追加ボタンからXとYをこっちに割り当ててみたりしたんですが…これも良い。指を窮屈に折り曲げなくても操作をできるのでモンハン持ちのプレイヤーにはオススメです。もしかしたらそれを狙ったのかもしれません。

スティックに関しては、計測でも見た通りリニアなんでしょうが倒して行った時にちょっと反応が鈍い部分があるように感じました。なのでソフトウェアで、若干の山なり反応曲線に変更しています。本当にちょっとだけ山なりにしただけでかなり良くなりました。これは気になるというか、そのためにソフトウェアで調整できるようになっているので個人的には全然問題ないです。むしろソフトウェアを活用できるので有り。

で同時押しももちろん設定できて、モンハンでは同時押しでの攻撃モーションがあるんですがそれをワンボタンで繰り出せるように設定可能です。これ意外と重宝する人多いみたいで、Tarantula 8K PCはフェイスプレートに追加ボタンが5つもあるのでかなり自由に設定して自分好みの配置を作り出すことが可能になってます。やっぱりこのフェイスプレートの追加ボタンがあることで、自由度が圧倒的に増えるのはかなり良い。背面とバンパーに重要なボタンとか同時押しなどのボタン設定を配置して、比較的頻度の低いボタンをフェイス部分に配置するとかなり使いやすくなるかなと思います。モンハンでもスティックの反応はちょっと気になったので、FPSと同じような反応曲線にして使用してました。RCフィルターがあるGENESISを使ったりしていたので、FPSだけではなくモンハンでも切り返しの感覚を掴みづらく感じてしまいました。前から言ってるけど競技用と一般ユーザー用のソフトウェアで分けて欲しかったところはあります。

レースゲーでも使ってみましたが、もちろん十分使えます。レースゲーでは左右のスティックの反応曲線をFPSとは逆にして反応しすぎないようにしてました。ただ他のコントローラーをレースゲーで使うよりは、その逆の反応をなだらかにしています。標準でそもそも少し鈍さがあるので、鈍くしすぎてもそれはそれで操作に影響する。ということで少しずつ調整してこれくらいになりました。ここは人によって反応して欲しいという場合もあるとは思うので、一応参考までにお伝えします。
トリガーに関しては、ちょっとテンションが軽いと感じています。レースゲーでこのトリガーの重さは結構重要で、軽すぎると微調整で押し込みすぎたりするんですよね。個人的にトリガーはちょっと反発が強い方が好きなので、序盤はブレーキの調整が難しいと感じる場面が多かった印象です。慣れてきたらまずまずではあるけど、もう少し重めの調整をして欲しかったです。
まぁ色々言ってきましたが、マルチに使えるPS配置のコントローラーとしては非常に高い次元で満足できると思います。やっぱり追加ボタンが多いのが良かったです。こんな数あっても…なんて期待してなかったけど、実際使うと割り当てられる場所が多いのはやっぱり便利。位置もモンハン持ちで自然に押せるのが最高でした。どこに配置しても良いわけじゃないので、ここを選んで配置したGame Sirは流石といった感じです。
良い点・気になる点
| 良い点 | 気になる点 |
| ・軽いは正義! ・フェイスプレートの追加ボタン ・スティックの豊富さ ・ソフトウェアの出来が良い | ・バンパー追加ボタン押しにくい ・ちょっと高いかな… |
結論
ということで僕なりの結論…
目新しい機能は無し、しかし老舗の完成度は圧倒的!
こんな感じでしょうか。やはり流石の完成度でGame Sirのコントローラーはハズレがないので、こちらとしてもオススメしやすいです。優等生といった感じ。ただ8,000Hz以外に目新しい機能はなく、新しいことを淡々と実装してくるLEADJOYとかに惹かれるのも事実。あとちょっと高いかなとも思います。まぁ8,000Hz出るから仕方ないか。
とはいえこのクオリティと軽さ、そしてPS配置であるTarantulaシリーズのハイスペックバージョンを実現してくれたことに感謝です。


