19日の夜に京都府京丹後市の民宿で焼き肉を行っていた、男女12人が体調不良を訴えた為、一酸化炭素中毒の疑いで救急搬送された。
全員、命に別状はないとのこと。
症状が出たのは40~50代の男女12人。民宿では、当時PTAの集まりで25人が複数の囲炉裏で炭火で焼き肉をしていた…とのこと。
室温を下げるため、窓は締切りであったという事から換気不十分だった可能性もあるとみて……
という記事を見つけた。こんなことあるんだと不思議に思って記事を見ていたがせっかくなので私がどう感じたのかを記事にしようと思う。
商売としてやってるなら考えようよ…
換気しないのは問題だが、そもそもお店としてやっているなら設備をしっかり整えてから実施するべきだった。
囲炉裏だろうが七輪だろうが焼肉屋であれば、直上に吸い込みのダクトが来ている。そこに煙が吸われているのを見たことがある人がほとんどだろう。恐らくこの民宿は、そう言った設備を設けずに営業していると記事から見るには思った。
急遽用意して実施したのなら、責任はそれをよしとした店舗側にもある。そうでなくても杜撰な設備で営業していることも正直問題だろう。
考えが甘くない?
「いやいやそこは民宿だから…」とか「民宿がそんなの準備してるわけ…」
などという人がいると思う。いや準備できないなら実施するべきではない。
このようなことが今回行われたということは、過去にもやっていたということになる。囲炉裏なんてそう簡単に準備できるものではない。私はこの室内で炭火を使用しての焼き肉をやろうと決めた時点で、なぜ換気等の設備の話が出なかったのか…もしくは出たのなら金銭面で準備できないとして、なぜにやってしまったのかがとても気になっているだけ。
「窓開けて換気すればいいや!」という理由でできるほど店舗の管理は杜撰で良いのかと感じているところである。
イライラしてる訳でもなく、特に私の人生に影響はありませんので単なる興味の話です。
換気不十分よりもなんで室内で炭火?
窓を開けて換気するから炭火でも大丈夫などと思っている人がいるならやめた方が良い。黙ってホットプレート等でやれば炭火なんかよりずっと安全だ。
なぜそんなリスクを背負ってまでやろうとするのか疑問だが、自分の欲求を抑えられない人たちが多いのだろう。
設備の整っていない店舗での炭火の使用はもちろん、一般家庭の室内なんてもっての他なので絶対にやめてほしい。
昔は囲炉裏だったじゃないか!という人…
確かに大昔は、囲炉裏が普通だったかもしれない。しかしそれでも問題なかったのにはもちろん理由がある。
それは今と昔では、家の気密性が違うのだ。今回事件が起こった民宿が、どのような建物か分からなかったのだが、恐らく昔のような隙間風ビュービューの換気も必要ないくらい風が抜けている建物ではないはずだ。窓を閉めてエアコンを使用すれば冷えているようだし…。
昔はそんな隙間風だらけな建屋だったので使用できたのだ。それを近年の建屋で使用しようと思ったらそれは無理がある。換気・排煙・防火、これを徹底してやらないととてもじゃないが私は心配で導入しようと思えない。
木炭の使用には注意しよう
これからの季節、バーベキューをする人も増えていくだろう。夏が過ぎればすぐ寒くなり、今回話題になった囲炉裏を使用する人もいるかもしれない。
木炭は、薪等に比べれば煙や匂いはあまり出ない。しかし全く出ない訳ではない。外で行うバーベキューでは一酸化炭素中毒になることはないと思う。ただ冬に、囲炉裏を囲んで薪・木炭を使用する場合は可能性があるので、十分に換気・排煙・防火の対策を整えてから使用して快適な生活をおこなってほしいと思う。