少し前に、老後2000万円問題が話題になっていた。
話題になっていた時は全く興味を持たず、「そんなん無理やん!」と思っていた。
しかし30歳になる年を迎えた2023年。今だけを楽しむために給料・ボーナスを使っていて良いのだろうかと考えてしまう。
老後の暮らしに希望を持つのは良いのだろうか?もう少し体の自由が効く間に引退をするべきではないか?
そんなことを思って、自分の調べられる中で調べていた。
なので今回は、私自身の確認も含めて今までと違う内容で書いていこうと思う。
老後2000万円問題
先にも書いたように最近私は、お金に関することに興味を持ったので調べている。
その中で出てきた2000万円問題。
会社を定年退職後の20年~30年で無職世帯の月の不足額がおおよそ5.5万円ほどになると予想が出ている。その数値から、だいたい1300万円~2000万円の不足が出るということで【2000万円問題】と話題になっているのである。
この数値はあくまでもある程度の決まったケースを想定した物なので、その世帯によって不足額は異なることは理解していただきたい。
この話題を今見て私が感じたのは、「定年後、ただ生きていくだけで良いのか」である。
節約をして、なんとかやりくりすれば生きていけるのかもしれない。
貯蓄を今からしておけばなんとかなるかもしれない。
しかし楽しみもない、やりたい事が体の自由が効かずにできないないのはとても寂しいことではないか?と思い始め、お金のことに関して調べ始めたのが経緯である。
全て不可能と決めつけるのはやめる
早期引退ということでよく聞く【FIRE】financial independence retire early
経済的自立による早期引退。初めて聞いた時は夢物語だと聞き流していた。
しかし調べて、知識をしっかり身につけていけば決して不可能ではないのではないか?
やる前から決めつけて行動しないのはやめようということで、少しずつ調べ始めているところである。無理だったとしても、今後の人生の糧になるのは間違いない。
投資という考え
もちろん、投資に回す必要がないくらい稼いでいるなら関係ないかもしれない。が、私はそうではないので適切な知識を身につけて挑みたい。
まずFIREを達成するには、稼いだお金を貯蓄ではなく投資に回す必要がある。投資はお金を貯めておいておく貯蓄とは違い、利益を見込んで出すこと。
よく聞く株式や債券がそれに当たる。メリットもあればデメリットもあるが、貯蓄だけではないお金の使い方が重要となる。
銀行に預けてもその利息は0.3~0.001%。それが株であれば年利回り4~6%を目指すのが平均的な運用の仕方。
年間で0.3%のパフォーマンスしかないか、4%前後のパフォーマンスを発揮してくれるかは大きな違いである。
銀行に100万円を預けても仮に0.3%だと年3000円ほどがプラス。一方100万円を投資に回し利回り5%で運用できたとすると年間で5万円のプラスになる。どちらが良いかは言うまでもないだろう。
そして得た利息分も投資に回すことで雪だるま式に増えていく複利の力を使って少しずつ増やしていくことを目指す。これが堅実な投資の仕方である。
絶対儲かる…はない
短期間に利益を得ようとして「いい話があるんだ…」などと言って、近づいてくる人がいるかもしれない。
「投資で俺に預けてくれれば」などと言ってきたらそれは嘘だと思うことだ。基本的にはパッシブ運用で長期の資産を形成することが間違いのない投資である。
人との関わりがほぼない私には関係ないが…。
投資を任せるのは……
時間が惜しくて、運用からリバランシングまで手数料を払ってでも任せたければ窓口のある証券会社に任せるのもありだが…
しかし個人で運用する場合に利用するネット証券。ネット証券はこの手数料が窓口に比べて低くその分利回りが得られる。
この手数料がとても効いてくるのだ。
投資は数パーセントが大きな数字を生み出してくる。手数料で数パーセント取られるだけで影響が大きいので可能な限り自分自身が運用するようにしたい。
とは言え…
長々と綴ってきたが、FIREのための投資を始めるというのは20代は無理に始めなくていいとは感じている。
やりたい事があるのにそれを我慢して投資に回すのはちょっともったいない気がする。
もちろん投資に回してもやりたい事ができるぐらい余裕があるのであれば問題ないが、大半の人がそうではないだろう。
なので個人的には、万が一失業した時のための貯金があってやりたいことをやりながらでも投資に回せそうなら回せばいいと思う。
間違っても、投資のために20代という人生の素晴らしい時間を無駄にしないでほしい。20代を楽しんでから考えても遅くはない。