ノイズキャンセリング……今まで手にしたことはなかったが実際に使用してみてこんなに素晴らしいものかと感じたのでレビューしてみようと思った次第である。
そしてなぜ、WH-1000XM5ではなく4を選択したのか、このヘッドホンを購入するべきか?というところも切り込みたいと思う。
スタイリッシュなデザイン
最新のWH-1000XM5よりも個人的にはWH-1000XM4の方がくびれがなく、シルエットの変化がスタイリッシュに見えるため好みだ。
ケースが付いてきて収納するとこんな感じに。収納状態までこだわりを感じる。ハウジングの接触を防止する仕切りもあり、ケーブル等を収納しておけるスペースまである。
WH-1000XM4のスペック
連続音声再生時間 | 最大30時間(NC ON時) 最大38時間(NC OFF時) |
連続通話時間 | 最大24時間(NC ON時) 最大30時間(NC OFF時) |
待受時間 | 最大30時間(NC ON時) 最大200時間(NC OFF時) |
充電方法 | USB-C |
対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
十分なノイズキャンセリングの質。音質も効いた事ないくらいの質の高さ。まるでその場にいるような感覚さえ覚えてしまう。しかもノイズキャンセリングを有効化したまま最大30時間もの音声再生を可能にしてしまっている。これは凄い…充電を忘れてしまいそうなほどである。と言うか、まだ大丈夫だろうと高をくくり充電を切らしたことがある。誰も知らないことだが一人で恥ずかしくなった…
ノイズキャンセリングで静寂を…
初めてノイズキャンセリング機能が搭載されているオーディオ機器を使用したが、もうノイズキャンセリング機能がない製品には戻れそうにない。と言い切れるほど、素晴らしい機能だと思う。
もちろん、完璧に外の音をシャットアウトできる訳ではない。多少は音が聞こえてしまうが、90%ほどの外音はカットできていると思う。部屋の中で例えればエアコンや換気扇、ファンヒーターの音は完全に消え去る。
人の声やテレビの音は少し聞こえてしまうが、ヘッドホンを外した時の音量の差に驚くことは間違いない。体感したことがな人にはぜひ体感して欲しい機能だ。そして間違いなく今まで以上に、作業に集中できることは間違いない。
このヘッドホンをつけて映画館で映画を観れたらどれほど素晴らしい体験が出来るだろうと思ってしまう。
装着状態で話ができる
もちろん、周囲に注意しつつも音楽は聞いていたい。そんな方にも安心な「外音取り込みモード」も搭載している。
さらにヘッドホンを付けたまま、音楽を流している最中でも話したい時に声を発するだけでコンテンツを一時停止。手を使用することなく外音取り込みモードへの移行を実現しています。これが意外と助かる機能。いちいちモード切り替えボタンを押さなくても良いんです。
外音取り込みは…
外音取り込みがあまりにも自然でまるで装着している感じがしないと言われているAirPods Pro。私はAirPods Proは所有していないので明確な比較はできないが、その評価が正しいとするならその領域で利用できるレベルではない。周囲の雑音を強調してしまっている気がする。
外音取り込みの評価がとてつもなく良いAirPods Proをちょっと欲しいと思っているところです。
コーデックは気にしない…
LDAC対応のこのWH-1000XM4だがこの手のコーデックはほとんど気にしていない。
というかこのヘッドホンに関しては有線接続でも使用可能だ。有線であればハイレゾ再生可能なので音質が気になる方は有線での運用も検討しても良いと思う。
私は比べたがわからない。どっちも音質が良くてワイヤレスで十分と感じるが。と言うかワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホンなのだからそのワイヤレスでどれだけ良い音が出せるかを気にするべきと思うが。
【結論】買って損はないが…
このWH-1000XM4を購入したときはXM5が販売されて間もない頃であり、価格にかなり差があったので私はこちらを選択した。しかし今はほとんど価格差が無い為、購入する際はXM5を選んだ方が良いかと思われる。
しかし、中古市場では古い分XM4の方が低価格なのでとにかく安価にと言うのであれば中古でXM4、新品が欲しくて性能が少しでも良いものを…と言うのであればXM5をお薦めする。